Tuesday, May 22, 2012

クラウドファウンディングの説明責任 #studygift

先日、言及したStudygiftというサービスについて、ファンドを応募した方が退学されていたということが話題になっています。

続・Studygiftの喧騒が意外な方向に(追記あり) 

個人的にはこの方が退学されていたか、そうでなかったはあまり気にする必要はないかなと思っています。 どちらにしても募集したファンドが大学を卒業するためのものであれば、そこがポイントなのだと思いますし。 

ただこの件に関してサービス側からの適切なコミュニケーション、告知の少なさが気になっています。

公開株式市場と同じく、クラウドファウンディングは出資者のみならず市場全体に対して適切に情報を伝えていく姿勢が大切ではないでしょうか。

賛同した人ではなく支援を呼びかけているインターネットユーザー全体に対してです。 

Facebookのフレンド限定でファウンディングをする閉じられたソーシャルグラフ内での資金調達であれば、説明責任はその範囲の中だけで限ってもいいと思いますが、出資者をインターネットユーザーの中から広く募るサービスである以上、コミュニケーションをはかるべきなのは賛同者だけでなく他のユーザー、閲覧者に対してもあるべきでしょう。

また今回のStudygiftではその説明が誰からされるべきなのかは明確にはみえてきません。

Studygiftが単に仕組みを提供する場であって、出資への呼びかけ・説明を行っていくのがその場でファウンドを募集する人なのか、 そうではなくStudygiftがそうしたコミュニケーションも代行して行っていくサービスなのか、 ファウンディングの説明責任がはっきりとしていると、今回のように炎上したケースでの対処のありかたがはっきりしてくるのではないかと思います。 

そして誰がそうした説明をすべき立場にあるのか、第三者からは全く見えてこないのですね・・・。 もしかしたら坂口さん、家入さんお二人ともそうした立場にはないのかもしれず、話したくともそうすることができないのかもしれません。 

サービス側からのこうしたコミュニケーションが急務なのではないかと思っています。

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