もともとは佐藤雅彦さんが話された言葉だそうですが、
本当は、何がモノを売っているのか、誰にもわからないキミがこの本を買ったワケという本で、このフレーズが紹介されています。
キミがこの本を買ったワケ
詳しくは、河野さんの資料が閲覧できるので、ご興味ある方はこちらをご覧頂ければと思いますが、
CMをしたら売れるのか、クチコミで売れているのか、なぜモノが売れるようになるのか?なぜ商品が売れるのか、実のところ誰にも本当のことは良く分らないということを表しての言葉だそうです。
様々な要因がからみあっているマーケティングの難しさをうまく言い表した言葉なのではないかと思います。
そんなことをいろいろと考えながら、今日、こんなブログの記事が目に留まりました。
もう「広告」と呼ぶのはよそうか。---『クチコミの技術』を読んで
アジャイルメディアネットワークブログの記事ですが、
「個」がこれほど重要になっている時代に、不特定多数の相手に向けて同じメッセージを発することには、もはや限定的な意味しかない
と書かれており、広く告げる広告ではなく、特定の領域、ターゲットに向けたメッセージを広告以外の呼び方が考えられないかを提唱されています。
インターネットビジネスの多くの部分が、広告によって成立していますが、その広告が大きく変化しているという現実をうまく言い表しているような気がしました。
その際たるものがGoogleのAdwordsをはじめとするリスティング広告ですね。
これはもう広告ではなく、狭告、ターゲットだけに向けた(そのキーワードを検索した人のみに向けた)、限定された告知と言えるのではないかと思います。
広く多くの人へ伝えることから、伝えたい人にマッチングして伝えていく時代に。
アフィリエイトや成果報酬などは、広告というよりは、コミッションやリベートという言葉のほうがしっくり来ますよね。
広告という概念、価値観が大きく変化していることについて実感させられました。
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