Thursday, April 30, 2009

他との違いを示せなければビジネスを始めるべきではない

NY市立大学内で夜に行われてていた、起業を考える人をターゲットにしたマーケティングのセミナーに参加してきました。

正直、内容はさほど期待していなかったのですが、講師の方のユーモアを交えた話し方が非常にレベルが高く、その話をきけただけでも満足。

このセミナーではスライドなどは一切表示されなかったのですが(参考資料は配布されたものの)、1時間半以上の長時間を、ただひたすら飽きさせないで人に話をきかせるそのスピーチ力に感心してしまいました。

そういえばNYではあまりプレゼンを多用する人は今のところ見ていません。

あったとしてもグラフや数値などが中心で、そうしたものにたよらず会話だけで人に注意を向けてもらうということに小さい頃からトレーニングを受けていたり、そのことを能力として意識している人が多いように思います。

 

さて、このマーケティングセミナーの中で特に印象に残ったのが、

商品はUnique Selling Proposition(ユニークな売るための、売りになる提案)が命である

という言葉。

さらに「他の商品とは何かが違うということを示さなくてはいけない。もし何も違いをうみだせないのであれば、ビジネスを始めるべきではない」と断言していました。

そう、違いがないのであれば、Don't go businessということなのです。

それがなければ何かをスタートする意味はない。

そして戦略的に勝てる見込みが無いのです。

 


たまたま清水さんのオピニオンとビジョンという記事を読んだばかりということもあり、何が売れるか?を追いかけている人、企業が多い中、大事なのは何が違うとアピールできるのか、という言葉は深くつきささりました。

これは商品やサービスの話に限らず、当然自分という人間を会社やコミュニティーなどに対してどうプロモーションしていくかにも繋がってきます。

流行の情報を追いかけることも大切でしょうし、私も多分にそうしているのですが、このUnique Selling Propostionを自分の中に見出すべき何かを努力してきかたと自問してみると、ほとんど何もしていないとしかいえません。

それがなかったとしても雇用者のニーズを満たせている限り、仕事は続けられるかもしれませんが、自らのビジネスを始めるのは非常に難しいでしょう。

そんな意味でDon't go business!ともいえます。

ニューヨークは東京にすごくちかい

ニューヨークへの出張もそろそろ終わり、一度日本に戻ります。豚インフルエンザが大変なようで、帰国の時は少しドタバタとしそうです。

アメリカには何度も来ているのですが、ニューヨークに滞在するのは今回がほぼ初めてでした(トランジットで真夜中の間だけニューヨークをみたことが以前にありました)

まず感じたのが、ニューヨークが他のどこのアメリカの場所とも違う異質な場所であること、そして他のアメリカの都市よりもむしろ東京にすごく似ているな、と感じます。(東京がニューヨークに似ている、というべきかな?)


まずご飯が美味しいですね。これは他のアメリカの都市では思ったことがなかったですが、グルメの街といわれる東京と同じように、ここNYもグルメな街です。

車中心ではなく、地下鉄中心の都心部。

 

そしてニューヨークにはロサンゼルスなど以上に多様な人種の方がいらっしゃいますが、そのため各民族の特色がでているというよりは、みんながニューヨーカーとしてのアイデンティティーを持っているように感じます。

東京に田舎から人が集まっても地域色が増えず、むしろ都会としての特色のほうが強まるのに似ているかもしれません。

距離は、ロサンゼルスなどよりもはるかに離れているのですが、LAが車を中心とした古き良きアメリカ時代の面影を感じるのにたいして、NYは日本食のお店や、日本生まれの店舗も多く(ユニクロ、無印、ブックオフなど)都会の持つ無個性さが他のどの都市よりも東京に近く感じています。

Wednesday, April 29, 2009

ネット放送は田代や北野誠など地上波に戻れなくなった芸能人で盛り上がるのか もしれない

ここのところ芸能界ではいろいろな騒ぎが続いていますが、地上派に出れなくなってしまった人は、もう戻れないのだとしあら他に活路を求めざるおえません。

田代まさし氏は最近、ネットの番組などで目にできるようになってきました。

犯罪などで仕事が失われるのはやむを得ない面もありますが、そうした人のための再起の場としての受け皿は必要であるように思います。

また大人の事情で出れなくなったという人もいるでしょう。

そうした人たちの聖域(サンクチュアリ)というか、亡命場所にネット放送がなるかも。

それがネット放送がブレイクするきっかけになるなんてことがあるかもしれませんね。

Tuesday, April 28, 2009

ボクナリ五島列島編のその後が公開されています。

gooボクナリで公開されている五島列島への取材記事ですが、vol.3の続きが掲載されています。

僕らの島生活、五島列島編をgooボクナリに寄稿しました。

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北海道の天売島でのモバゲータウンのエピソードにも驚きましたが、この五島でもmixiが島という限られた空間の中でどのようにそこに住む人に影響を与えたのかというも面白いエプソードでした。

【僕らの島生活】五島編(4)mixiが変えた島の生活

【僕らの島生活】五島編(5)転覆隊と出会って人生が「脱線」した

【僕らの島生活】五島編(6)知り合いがいない島では運動するしかなかった

また今まで巡った島もいろいろな出会いがあったので、ここ五島では丸田さんをはじめ、より本音でのやりとりをさせて頂くことができました。

本当はもっと書きたかったのですが、書ききれないことがあまりにも多くインパクトになるような部分だけを紹介せざるおえなかったのがとても残念です。

 【僕らの島生活】五島編(7)島ならでは?濃厚なコミュニケーションにタジタジ

【僕らの島生活】五島編(8)コミュニティへの参加儀礼

本当にドッブリと島を体験させてもらったという感じです。

次はいよいよクライマックスです。

ニューヨーク大学のビジネススクールで行われた講演に行ってみました

職場から歩いて10分程の距離にニューヨーク大学があったので、遊びに行ってみたいなと思い学外の人も参加できる講演があったのでいってみました。

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すっかり大学ウォッチャーになってしまいましたね…。

CEOシリーズと題された講演で、講演をするのは米国VWの社長でした。

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自動車業界のことはハイブリッドや燃料電池、GMの問題など多くがニュースになっていることと、社長がネイティブではなく欧州の方だったため内容はすんなりと理解することができました。

でも、こういうところで話をする人ってネイティブで聞き取りやすい奇麗な英語を話す人が多いような気もします。

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こういった環境で勉強をしていることを想像するには、こうしたイベントはもってこいですね。

先立つものがないですが…(涙)


Sunday, April 26, 2009

TBS改編による視聴率不振の3つの理由

 TBSが4月に大改編を行いましたが、その結果がおもわしくないようです。

TBS、視聴率ピンチ 1ケタ続出、大幅改編が裏目に…

その理由を僕なりにいくつか考えてみました。

テレビ局に直接勤務した経験はありませんが、過去にテレビ局の携帯サイトの開発や運用、キー局の朝のニュース番組内のミニコーナーの編集、CS放送の番組の編集を行っていたことがあります。就職活動の時にお世話になったこともあり、日頃気になっている業界のひとつです。

その1:報道番組はひとつでいい
TBSは今回の改編で報道や情報番組に力を入れた編成になっています。特に報道番組は17:50から2時間を目玉であるニュースを持ってきています。

この時間から家に帰宅してニュースをみることのできる社会人はそれほど多くはないのでしょうが、今後団塊の世代で定年を迎えるひとが増えてくるため、TBSとしてはこの時間へのニュースのニーズが高いとみたのかもしれません。

さて、報道番組を視聴者がどのくらい見ているか分かりませんが、1日みるテレビの番組が全てニュースという人は少ないでしょう。

ニュースだけでなくドラマやバラエティーなど様々なジャンルを楽しみたいと考えるでしょうし、そうなるとニュースのためにさこうという時間は無意識でもおのずと限られてきます。

また情報番組は報道ではありませんが、時事ネタを多く扱うことから内容としては一部報道の延長であるといえます。

TBSの編成の中で、報道・情報番組の比率が高くなったことで、ジャンルとしての重なりが増えてしまったこと。そして他局の報道番組との競争もあり、そもそも視聴時間のマインド比率が限られていたこの分野に過剰に番組を提供してしまうことになったのではないかと思います。

その2:報道・情報番組はハイビジョンに向いていない
まだ当分はアナログテレビで、と考えている人も多いでしょうが、大画面の液晶、プラズマテレビでハイビジョンで視聴している人も確実に増えてきています。

せっかくの高画質のテレビですから、できればその画質の良さを体感できる番組をみてみたいものです。映画やドラマ、TBSなら『世界遺産』といった番組などがそれにあたりますね。

反面、報道・情報番組は画質が良くなってもそれほど感動が得られないのではないでしょうか。アナウンサーの表情が奇麗にみれるようになって嬉しいということはあるかもしれませんが…。

その3:報道・情報番組は広がらない
報道というコンテンツはテレビ以外と連携がしにくいコンテンツです。そのため話題づくりのために、他媒体との連動が難しくなります。

Web、携帯コンテンツとの連動が難しくドラマでみられるような映画化、小説化といった展開ができません。

ドラマであれば番宣や、事前のメイキングなど派生して番組やコンテンツを生み出せますが、報道や生放送主体の情報番組ではそれが難しくなります。

また視聴率とは関係ありませんが、DVD販売や、番組販売、マーチャンダイジングによる収益の多様化も望めません。

番外編:報道はネットに勝てない
今回改編が行われた時間帯が日中、夕方でありネットのヘビーユーザーがテレビをよく視聴する時間帯と重なっていないため、これが今回の視聴率不振へ大きく影響を与えているとは思えません。

ただ長期的にみて、報道はネットに勝てないコンテンツであり、テレビとしての強みを生かしやすいのは、ドラマやドキュメンタリー、バラエティーではないかと思っています。

ネットのほうが即時性や、報道の情報量、多層性に勝っておりテレビの強みがいかせる部分がすくなっています。映像という強みはテレビにありますが、そうした報道素材はすぐに動画共有サイトにアップされてしまうんですよね。

Yahoo!などで公式のニュースクリップもあり、ニュース番組をみずともすんでしまいます。

ドラマやバラエティーのほうが観たいコンテンツの尺が長いぶん、動画共有サイトには流れにくくなっています。

報道でも2chのコメントの中で書かれていた「地方発のニュース素材を集めて全国に届ける」といった「さんまのからくりTV」のようなテレビならではの番組づくりが行われれば、また状況は変わってくるかもしれません。

 

 テレビ局の不振が伝えられていますが、無料で視聴できる番組の質が低下するのはユーザーとしては損することはあっても得はしないので、良い番組が増えてくれれば…と思います。

地方局が切磋琢磨してもっと全国ネットで放送する機会が増えれば、もっと面白い番組も増えてくるかも。雇用機会や優秀な人材も地方に分散しますしね。

ニューヨーク地下鉄の終着駅、コニーアイランドへ

ここ数日、NYは急に熱くなってきて、今日は日中はTシャツでないと熱いくらいの陽気になってきました。

そこで、いつも通勤に利用している地下鉄Q Lineに乗って終着駅のコニーアイランド(Coney Island)まで行ってみることにしました。

大体1時間くらいかけてマンハッタンから到着。

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駅前にはホットドッグのnathan'sのお店。

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横にあるのが、ホットドッグの早食い世界大会の歴代チャンピオンのボード。中央右にうつっているのが、日本人の世界チャンピオン小林タケル氏ですねww。

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海岸沿いは広いウッドデッキによる歩道になっいていて楽に歩けます。

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埠頭の先端にいってみると、おっさんが集まってビールを飲みながらサイコロを使ったギャンブルをやっていました。他にやることないんかい!と思ってしまいましたが…休日という感じ満載です。

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今日はとにかく気持ちのいい青空でした。

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駅の近くにあるこぢんまりとした花屋敷のような遊園地もいい雰囲気でした。

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東京からの無料送迎バスも。温泉とテーマパークのスーパーリゾートハワイアン ズ

ブログタイムズの案件でスーパーリゾートハワイアンズを紹介してみたいと思います。

このテーマパーク、映画フラガールの舞台になったということもあり、以前福島のほうに行ったときに、行ってみようかと検討したこともあったので、このブログでもちょっと書いてみることにしました。

ハワイアンズ公式サイト

 

まずは最初に気になる料金

なにはともあれ、出かけるにあたってはここをチェックしますよね。時間帯や宿泊者の割引もありますすが、大人の標準料金は3150円。温泉の付随したテーマパークということを考えると、リーズナブルな価格ではないでしょうか。

問題なのは、そこに行くまでの交通費ですね。高速が安くなったので、ETC付のレンタカーなら大分安くいけます。

宿泊者なら東京駅や新宿駅などから無料の送迎バスが出ていたりもします。宿泊料金ですが、部屋のグレードにもよりますが一人一泊15000円くらいから、といった感じです。

往復の交通費や手間を考えると、良い選択肢かもしれません。安い日帰りのパスツアーもありますが、あんまりゆったりと出来ないのがネック。

遊べる要素
プールやフラダンスといった遊べる要素が盛りだくさんなので、普通に1日は軽く過ごせちゃいそうですね。

プールの施設

ショーの特集ページ

ということでかなり見所たくさんです。逆に言えば、他の場所を回って立ち寄るというよりも、ハワイアンズだけにしぼってしまってもいいかもしれません。

僕がハワイアンズに行ってみようかと思ったときは、奥会津に行ったときと那須塩原に行ったときなんですが、結構、というより驚くほど離れているんですよ。

奥会津もハワイアンズも同じ福島県なのですが、200キロ近く離れていて、ふた山超えていかないといけないです。

単純に東京から直接ハワイアンズに行くほうが楽です。

他の場所に行くついでに…と僕は今まで考えていたので中々いけなかったのですが、ハワイアンズはもちろん、周辺にもいろいろと見所があり、中々面白そうです。

いわき市観光情報サイト

ということで、GWを前にしたPR企画にのってみましたが、GWどう過ごしますかね。僕は今回のGW中にアメリカから日本に帰国するので、自宅でゆっくりとDVDでも観て過ごそうかな、と考えています。

ハワイアンズも頭には浮かぶものの、なかなか行く機会がないので、いつかちょっと足を運んでみたいですね。

開発合宿…とかは無理かな…。

[PR by ブログタイムズ]

Thursday, April 23, 2009

ニューヨーク ブルックリン橋と中華街

ニューヨークも先月までは最低気温が0度近かったのですが大分暖かくなってきました。そこでブルックリン橋までいってみました…が、かなり油断していました。

マンハッタン中央部のミッドタウンと比べてかなり風が強く、ホットコーヒーを片手になんとか寒さをしのぐことに。でも、そんな中でのブルックリン橋の景色は格別でした。

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つくられたのが1883年、ってそれっていつ…という感じです。

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映画でみかけるような光景。

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橋の中央部。この辺りから折り返してマンハッタン側に戻る人が多く、ブルックリン側は結構すいています。

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橋の上からのエンパイアステート方面の眺め。

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橋を渡りきった後、地下鉄に乗って再び対岸へ。ブルックリン橋の近くに中華街があるので体を暖めるためにそちらに向かいました。

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飲茶、美味しかったですよ。結構大量に食べたのに一人20ドルいってなくてびっくり。NYは外食の物価は東京の倍くらいに感じるのですが、中華街だけが物価が他の半額どころか1/4くらいに感じます。

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で、こんな派手な職業紹介所があったり。中華街だけが別の経済圏が存在しているんでしょうね。

疲れてたのと、人も多かったので中華街ではほとんど写真撮らなかったのですが、ここだけNYじゃなくて香港じゃない?と本当に思ってしまいました。思った以上に独特の世界でしたよ。

打倒アマゾン?楽天ブックスの送料無料キャンペーン


ここのところ少し海外からの話題が多くなってしまっていますが、会社のことについつもひとつ。

楽天ブックスですが、現在送料無料のキャンペーンがずっと行われています。

楽天ブックス

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1500円以上と気にしなくてもいいので、雑誌やコミックの購入には便利ですね。

またDVDやBlu-rayも送料無料ということ以外にかなり割安になっています。新作DVDの予約なら29%オフにポイントが1%オフという価格設定です。


GW中に日本に戻るので、帰国後すぐに楽しめるDVDがないか物色中です。

Sunday, April 19, 2009

The Economy is in the Toilet. 経済はトイレに入ったまま。

ニューヨークの地下鉄ではmetroとam New Yorkという二つの無料紙が配られています。

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この無料紙がリクルートのフリーペーパーR25のヒントになったというふうにきいています。R25と違って特定の世代に向けられているわけではありませんが、metroの紙面のほうが女性向けのような感じを受けています。

リクルートでは現在、EX:JAPONという同じような無料新聞モデルのサービスの試みも行われているようですが、日本を離れている間どうなっているのか少し興味があります。

過去記事:R25は飽きられているのかも?そしてEX:JAPONについて考えてみた。

さて、このam New Yorkの記事を読んでいてちょっと面白い表現があったので紹介してみたいと思います。

 

WEDDING RECESSIONというタイトルでニューヨークでの結婚式も不況の影響を受けていることが大きな記事となっていました。

その中でブライダル業者の売上が先月比80%になったことに対するコメントとして書かれていたのが、こちら。


It's no suprise. The economy is in the toilet.

ちょっとユーモラスな表現にニンマリとしてしまいました。トイレに入っているということは、いつか出てくるということですかね。早く出て来て欲しくて待っている人も大勢いそうです。

The Economy is in the basement(地下室)よりは希望が持てそうで、まだ良いといえるかもしれませんね。

間口800×奥行1600mmのスペースに最適!【TOTO】レストパルSX空間丸ごとコーディネート! L型0...

ボストンで撮った312枚の写真を1分ちょっとの動画にしてみました。

今月の始め、ボストンにいった際の写真312枚を1分ちょっとのスライドショーのムービーにしてみました。

やってみたら、これが結構面白いし、便利。写真を大量にネット上で閲覧するのは画像がロードするまで時間がかかったり、大量にページを表示しなければならず大変なのですが、こうしてムービー化してしまえば大量の情報でも短時間に消化できます。

デフォルトだとちょっと写真がぼけていますが、高画質再生を選択するとそこそこの画質で閲覧ができます。

こういった動画を集めた1分以内の写真のスライドショーに特化した動画サービスがあっても面白いかもしれませんね。

Monday, April 13, 2009

フランク・ゲーリーのMITステイタ・センターその2

フランク・ゲーリーのMITステイタ・センターの続きです。

この建物の中で特にいいなぁと思ったのが、その通路の雰囲気です。

通路というよりはひとつの大きな細長い空間という感じなのですが、ところどころ黒板として使える壁があり、座って話し合ったりゆるい感じで使うことのできるスペースが設けられています。

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ですが良い部分ばかりでなく、雨漏りや排水などに難があるということで設計に問題ありと、フランク・ゲーリーがMITから訴えられているようです。

フランク・ゲーリー、MITに訴えられる

この他に面白かったのが、学内の保育所。

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20代後半、30代で子育てをしながらMITに通う人も多いからなのだとか。ちょっとうらやましい学生生活な気もします。

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この後MIT内で行われていたボストンに留学している日本人の交流会に参加してきました。

フランク・ゲーリーのMITステイタ・センター

少しブログの更新に間があいてしまいましたが、ボストンでハーバード大学のGDSに続き面白かったのが建築家フランク・ゲーリーの設計したMITのステイタ・センター。

直線的な建物が多いMITのキャンパス内においては異質な外観の建物です。

MIT中央にあるグレードドーム。

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直線的な外観の多い建物の多いMIT内にあってひとつだけ異質な形なのがゲーリー設計の建物。

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この建物の外観はアート系雑誌などで目にしていたことはあったので知っていたのですが、ゲーリらしい(相変わらず変な形をした)建物だなーという認識しか持っていませんでした。

でも内部に入ってみて、その考え方が少し変わりました。

中のほうがかっこ良くて、心地いいんですよ。圧倒的に。

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斜めになった壁や、一直線でない通路、天井が視覚的に面白い刺激になっています。

MITは学生がゲリラ的に行う「ハック」が知られているのですが、そのいたずらの内容を再現したオブジェが内部にところどころ置かれていました。

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こんな風に浄水器の横に消火栓を設置したり、

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グレート・ドームの上に牛を設置したりwww

こうした歴代の数々のイタズラが紹介されている公式サイトがこちらです。

Hack Gallery

機会があれば面白いものをピックアップして紹介してみたいと思います。

その2に続きます。

フランク・ゲーリーのMITステイタ・センター その2

Saturday, April 11, 2009

エクセルで開いているファイルのファイルパスを表示する方法

仕事でエクセルのファイルを使っていたりすると、共有サーバーにアップされているエクセルのファイルの場所をやりとりしたりしますよね。

 メールでエクセルのファイルの場所を知らせようとすると、ファイルパスを調べるのがちょっと面倒だったりするのですが、エクセルのツールバー内にファイルパスを表示することで、ファイルパスを簡単にコピペーストしてメール等に貼り付けることができるようになります。

 

設定方法は次のとおりです。

1.エクセルを開いたときに左上にあるMicrosoft Officeアイコンを右クリック

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2.クイックアクセスツールバーのカスタマイズをクリック

3.ダイアログボックスの左メニューからカスタマイズを選択

4.[コマンドの選択]ドロップボックスから、[リボンにないコマンド]を選択

5.リストの中から[ドキュメントの場所]を追加

6.O.K.をクリック

これで完了です。

 

Microsoft Officeボタンの横か、リボンの下に表示されるツールバー内に開いているドキュメントのファイルパスが表示されるようになります。

これでメールでファイルの場所を知らせるのが随分と楽になります。

Wednesday, April 8, 2009

グーグルが信用できない?アメリカに行く人はESTAの代行サイトにご注意!


知人がアメリカに行くということで、ESTAの申請について伝えておこうとしてグーグルで検索してみたところ、びっくりしました。

ESTAとは今年の1月2日以降ビザ無しで米国へ渡航する人が必須でオンライン申請することが必要になったオンライン申請によるビザ免除プログラムです。

ESTAで検索したときに、グーグルで出てきたトップの検索広告をクリックしてみると一見公式サイトと間違ってしまいそうな巧妙な広告でした。

検索結果のトップの広告で表示されたのがこの広告です。

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ここでスポンサーリンクで、表示されている電子渡航認証システムESTAをクリックすると、こんなページが表示されます。

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それっぽいサイトに見えますが、これが巧妙な代行ビジネスを行っているサイトです。ESTAは無料で申請できますが、手数料$40 の支払いがこのサイト内には記載されています。

しかしスポンサーリンクの広告の文面は

電子渡航認証システムESTA
電子渡航認証システムESTA申し込みサイト

としか書かれていないため、一見してこれが代行サイトであることがわかりません。ウェブへのリテラシーが低い人であれば、勘違いしかねない文言とサイトのデザインになっています。

 

ESTAは無料だという知識があるからこれが正式なサイトでないことが分かりましたが、これが有料のビザの申請だったら?かなり被害にあってしまう人が出てきてしまうのではないかと思います。

上記のページの文面をよく読んでみると、ESTA取得の代行という記載があり、ESTAの申請を代わりに行い手数料をとっていることが分かります。ですから違法とは言えません。しかし一見して政府の公式サイトのような見せ方はかなり悪質といえるのではないでしょうか?

またESTA取得の代行サイトと書かれていますが、単にフィッシングサイトである可能性も否定できません。

グーグルのAdWordsの欠陥を垣間みたような気がしました。

こういったサイトの広告主は、例えグーグルからペナルティーを受けたとしてもそれまでに一定の利益をあげてしまえばいいわけです。

Yahoo!知恵袋でもこの件に関して質問があがっていました。

ESTAを申請しようとして、yahooで検索したスポンサーサイトを本物のホームページだ...

ESTAをこれから申請される方、くれぐれもご注意ください。

以下が公式のサイトです。(と書くのも嘘臭く感じてしまうようになるのが悲しいですね)

米国大使館(ESTA:電子渡航認証システム)

 

追記(日本時間2009年4月9日4時)

先ほど確認してみたところこのサイトの広告は消えていました。似たような業者の英語による広告はみうけられます。グーグルのほうで対応をされたのかもしれません。

Tuesday, April 7, 2009

ハーバード大学建築学部の未来的ワークスペースがかっこよすぎる その2

ハーバード建築学部の未来的ワークスペースがかっこよすぎるの続きです。

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深夜もちらほらと学生が残って課題を進めています。利用されているパソコンは黙視で半分がWindows、半分がMacという感じ。

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この空間なら、コーヒーを飲みながら楽しくて、ずっと佇んでいられます。

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日本からこちらに留学されている方に中で3人程お会いしました。MITできいた話によると10年程前に比べるとボストンへの日本の留学生は1/5以下になっているとか。

企業から派遣されてくる人が減ったからでしょうが、逆に韓国とかだと不況になればなるほど増えているのだそうです。

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このような空間で刺激をし合いながら世界屈指の環境でお互いを高めていけるのであれば、社会人になってからなんとかやりくりをしてこの場に身を置くのも魅力的な投資かもしれません。

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中にいる人いわく「そんなことを感じることがないくらい、地獄みたいに忙しい(笑)」とのことでしたが…。良い刺激になりました。